東海市加木屋町倉池の内科、消化器内科、小児科、皮膚科 こいで内科医院

院内報 第79回 2024年 夏

院長のひとりごと

第79回『物価』

 今年6月に入り物の値段の上がり方が尋常ではなくなっていますね。日銀の偉い人達は、まだまだとの見立てですが、お財布の中の1万円札は、5千円札かと思うくらい消えていくのが早い。
 オイルショックの時代を過ごしている筈なのですが、日常生活に危機感を覚えた記憶はなく。
給料が突然上がっただけでした。消費者物価指数は、1973年11.7%1974年に23.2%上がったと内閣府が報告しています。オイルショックの時代は消費税が無い時代、今は消費税がありますから、重いですね。
 場末の当院では、コロナが2類の時は、患者さんは減りましたが、ワクチン接種と発熱外来で助けてもらいました。
後発品の利用促進で、コロナ前より数%程一人当たりの請求額が減少しそうです。しかし、コロナ前のように、必要な時に必要な量を発注して、デッドストックを持たないという手法はダメになりました。デッドストックが増えると、製造現場から薬の卸さんまで、混乱させていそうです。薬品の製造現場を見学した際、1つのラインで1製品ではなかったので、一製品つまずくと大変そうでした。
 副院長は、幾つかの役職を6月で退任するため、毎日食事を作ることができるようになります。食事を作るという気持ちは尻すぼみで、後かたずけ班のままになりそうです。開院して26年になります、自宅も診療所もあちこち修繕しています。     
みなさんがいつもとかわらない事を確認して、何事もなかったかのように帰っていただくのが理想です。

詠子先生のいきいきアドバイス

第79回 『新しい人生へ』

 地球温暖化の影響が年々ひどくなり、穏やかな四季の移ろいを感じることが少なくなりました。高温の季節が長くなり、豪雨や地震など災害もそこかしこで頻発しています。それでも夏の夕方、我が家のお風呂やベランダからは、雉地山に沈む真っ赤な夕日を臨むことができて息子たちも帰省した時はこの素晴らしい風景を堪能しています。ほっと一息つく至高の瞬間だと思います。
 以前にもお話ししましたが、この6年間大きな役職をいくつも同時進行で務めて来たのですが、この6月でこれらすべての役職が終了し、とても穏やかな毎日になりました。愛知女性医師の会会長として継続した組織の運営、愛知県医師会理事として多くの公務やそれに関連する書類の作成や事務局との調整、最後の2年間は日本医師会理事として東京への会議出張に加えて与えられた役割をこなし、それでも足元の仕事にはできる限り穴をあけず、また家庭も食事をはじめできるだけ手抜きをしないよう頑張ってきたつもりです。この5つの役割を同時進行で行うということは、常に時間に追われる過酷なものでした。立ち止まってゆっくり考えている間もなく、次々にびっしりと書かれた予定をこなす毎日。患者さんとの語らいや、大切な家族との触れ合い。何気ない日常に触れる瞬間に癒されながら、なんとか完走することができました。最後には、思いがけず中日新聞県内版のインタビュー記事にも掲載していただき、多くの方たちから連絡をいただいたことはとても嬉しい出来事となりました。本当にゆったりとした時間が訪れ、今はまだ日が浅く正直戸惑う気持ちもあるのですが、これからの新しい人生が始まった実感がわいてきているところです。何よりも足元の仕事に落ち着いて注力できること、とりわけかかりつけ医としての役割、いろいろな患者さんの相談事や、高齢患者さんたちやその家族とゆっくり話をする時間が取れるようになったことは、自分の基盤を確認できる大切なことだと思います。もちろん、自分自身の新しい生活を始めること。運動を継続的にする、ピアノの練習を再開する、歯のメンテナンスをする、自宅の断捨離をするなど、プライベートの課題も山積しています。残りの人生をどうやって充実させていくか、それは結局のところ自分次第。体力や気力の衰えに抗いつつ、与えられた人生の恵みに感謝しながら新しい人生を歩んでいきたいと思っています。そして日々の診療で、人生の先輩である多くの患者さんたちの生きざまを毎日肌で感じ、自分を振り返る時間が持てるのは、本当にありがたいことだと感謝する毎日です。院長と二人、最期まで臨床医としての人生を全うしたいと思っています。

ナースのお仕事 第79回

 今年も半年が過ぎ、梅雨のあとは暑い暑い夏がやってきます。日本には四季があり、季節ごとに大きく天候が異なる理由は、国土が中経度にあり、四方を海に囲まれているからだそうで、他にも四季がある国は存在しますが、日本ほど違いがはっきりしている国は珍しいそうです。
 年々暑さが増している夏ですが、私の苦手とするキライな季節です。毎年この暑さに苦戦しながら、ことわざの“暑さ寒さも彼岸まで”を念頭に、まずは8月のお盆まで頑張ろう!次は9月のお彼岸まで頑張ろう!と自分にいい聞かせるようにして夏を乗り切る努力をしています。
 この半年の間に我が家では、義父の88歳の祝いの米寿・つれ合いの60歳の還暦・長男の結婚とおめでたいことが重なり、GWには子供・孫が集まり、お祝いすることができ、照れくさそうにメッセージバルーンの飾り付けをバックに“祝 米寿”と書かれたケーキを持ち、写真を撮る義父の様子がとても良かったです。次は90歳の卒寿を目標にひ孫の顔を見るまで頑張ってほしいですね。

熱中症

 熱中症は暑さが本格化する7〜8月だけを気を付ければいいと思うのは間違いで、熱中症で搬送される人は6月から急増します。
 また、体が暑さに慣れていないと、上手に汗をかくことが出来ず体温が上がりやすいことから注意が必要です。
また、熱中症は気が付くのが遅れると命の危険につながる可能性もあります。屋外(特に炎天下)での運動や作業中に起こるというイメージがありますが、最も多いのが家の中での発症です。
家の中で発症する熱中症は、時間をかけて悪くなることが多く、周りの人はもちろん、本人も悪くなるまで気が付かない事もあり、高齢者の場合、暑さや喉の渇きをかんじにくくなるため注意が必要です。
さらに、持病などがあると熱中症が重症化しやすくなることから、定期的に診察を受け、持病を悪化させないことも大切です。

〈主な症状〉

軽症
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛 など
中等症
頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、脱力感 など
重症
意識障害、けいれん発作 など

〈応急処置〉

・涼しい場所に移動する
・体(おでこ、後頭部、首すじ、脇の下、足のつけ根)を冷やす
・水分を補給する
・意識のない時はすぐに救急車を呼ぶ

〈予防〉

・ウォーキングや筋トレ、ストレッチなどの体づくりを心がける
・体の中に熱をためないように、気温や湿度をチェックし衣服を工夫して調整する
・涼しく過ごせる生活環境を整える
・こまめに水分補給をする習慣をつける
・バランスの良い食事や十分な睡眠をとる

うけつけ通信 第79回

今年の夏は・・・

 暑い夏の季節がやってきましたね。気温の高い日が続き、食べるものも、冷たいものやさっぱりとしたものなどがたべたくなりますね。
 夏は花火やお祭りといったイベントがたくさんありますが、今年の夏はどんな事をしようか考えて、ワクワクしています。

東海市健康診査
 6月17日から東海市の健康診査が始まっています。期間は10月31日までとなります。
当院は胃がん検診(バリウムのみ)以外は予約不要です。健康診査受診票をご記入のうえ受付時間内に来院して下さい。
受付時間内に来院された順番で行いますので、混雑状況によっては待ち時間が長くなってしまう事もあります、ご迷惑をおかけしますがご了承下さい。
また、受付時間が通常の受付時間より短くなっていますのでご注意下さい。

受付時間は 午前 11時30分まで
      午後 18時30分まで となります。

令和6年度の夏の休診について

 8月11日(日)から18日(日)まで休診とさせていただきます。
 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

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